東京外為市場では例月同様、月末にかけての外貨建て投信の新規設定が注目材料となっている。
投信の新規設定の場合、国内法人や個人から集まった資金がまとまって外貨転(円売り)されて運用が始まるため、為替相場では外貨高・円安要因となりやすい。
同時に先行きにこうしたリアルマネーベースでの外貨買い需要が控えていると、その前段階から便乗的な外貨の「仕込み買い」を誘発させたり、あるいは投機的な外貨売り・円買い仕掛けを抑制させる効果を持つ。
また、設定日ではロンドン市場フィックス(仲値のようなもの。日本時間深夜)にかけて、まとまった規模の外貨買いが持ち込まれる可能性があり、同時刻に向けてクロス円などで便乗的な投機の外貨買いが膨らむケースも少なくない。
もっとも、現在は外貨建て商品の投資環境にとり、米国の大幅利下げ観測やサブプライム問題などによって、円高・外貨安による為替差損リスクが根強く警戒されている。そのため外貨建て投信の新規設定が外貨高・円安要因となるか否かは、実際の設定状況次第という流動的な側面もあるようだ。
なお、外貨建て投信の新規設定予定は以下の通り(順番に設定日、ファンド名、運用会社) 。
26日=HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)
26日=HSBC新興国現地通貨建債券オープン(1年決算型、HSBC投信)
26日=ダイワ・ロシア株ファンド(大和投信)
27日=野村世界好分散投信(野村アセットマネジメント)
27日=野村世界REITインデックス(野村アセットマネジメント)
28日=グローバル・エクセレント・オープン(日本投信)
28日=DCダイワ・ターゲットイヤー(大和投信)
29日=りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型、JPモルガン・アセット・マネジメント)
29日=新生・UTIインドインフラ関連株式ファンド(新生インベストメント・マネジメント)
29日=メロン世界新興国ソブリン・ファンド(年1回決算型、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン)
29日=北アフリカ/アジア株式ファンド(みずほ投信)
(MarketWin24)より抜粋
| - ω - | 仕込み時なん?今日のアメリカの住宅なんちゃら次第ですかね。。
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